韓国のスタートアップが久しぶりにグローバル大規模言語モデル(LLM)リーダーボードの上位にランクインした。昨年、Hugging Faceのリーダーボードがシーズン2に改編されて以来、トップ10入りは今回が初めてである。
現在(24日)、Linkbricksの子会社 Linkbricks HorizonAI は、Hugging Face OpenLLMリーダーボードで**平均正確度47.34%**を記録し、第10位にランクインしている。
同社のモデル 「Saxo/Linkbricks-Horizon-AI-Avengers-V1-32B」 は、「Qwen/Qwen2.5-32B-Instruct」 をベースにファインチューニングされたものだ。
8基のH100-80G GPUを使用し、パラメータの約**35%に対して教師ありファインチューニング(SFT)および直接選好最適化(DPO)**を実施し、多言語能力を強化した。トークナイザーはベースモデルのまま、単語拡張は行われていない。
特に、多様な言語圏のニュース・ウィキコーパス8000万件を活用。また、日本語・韓国語・中国語・英語のクロス学習データに加え、数学や論理判断データを学習させたことで、 ✅ 「言語間クロス拡張処理」 ✅ 「複雑な論理問題の解決」 が可能になったと強調している。
さらに、顧客レビューやSNS投稿などの非構造化データの高度分析や、コーディング・ライティング・数学・論理判断の機能も強化された。
Linkbricks Horizon-AIのビジョンと実績 は、2024年1月に設立され、「小型言語モデル(sLM)構築プラットフォーム」の開発を目指している。データサイエンティストの**ジ・ユンソン(Ji Yoon-seong)**氏が会長を務める。
ジ氏は昨年から**「HorizonAI」プラットフォームを通じて日本語の小型言語モデル(sLM)を開発しており、日本語LLMの性能を評価する「Open JP-LLMリーダーボード」**でも上位にランクインしている。
また、2023年11月には、韓国の**「Open Ko-LLMリーダーボード(シーズン2)」で第1位を獲得**するなど、韓国のみならず、日本や米国でもトップレベルの成績を収めた。
24日、ジ氏はHorizonAIを「エージェント開発プラットフォーム」に拡張し、現在開発を完了し、リリース準備中であることを発表した。
「LLM市場はすでに飽和状態のため、今後は既存のLLMを効果的に組み合わせて実用的なサービスを作ることが業界のトレンドになる」 「HorizonAIはLLMの推論領域を担当し、実際のサービス開発ツールとして活用される」 AIエージェント開発の簡素化 はAIエージェント開発を簡単にすることに重点を置いている。複数のLLMを活用し、「ディープリサーチ」などのツールを開発できる。
実際に、ユーザーはHorizonAI上で「ドラッグ&ドロップ」するだけで、 レゴブロックのようにLLMを組み合わせてエージェントサービスを作成できる。
「必要な機能はすべてプラットフォーム内に揃っているため、ユーザーは組み合わせるだけでよい」 とジ氏は述べた。
これにより、煩雑なファインチューニングなしでアプリケーションを開発可能となる。また、関連特許3件の出願も完了している。
完成したアプリケーションは、キオスクやロボットなど多様なシステムに適用可能である。


